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米ドルベースのゴールドは、米ドル以外のドルベースと大きく違っています

大半の測定可能な指標において、米国株式場が1929年や2000年の水準に近づくにつれ(私の好みの指標は株...

15 7月 2019

Glint

大半の測定可能な指標において、米国株式場が1929年や2000年の水準に近づくにつれ(私の好みの指標は株価売上高比率ですが)、下記の純資産価額のチャートにおいて、ゴールドは過去5年以上、米ドルベースで動いていないことに多くの人たちは気づくでしょう。ゴールドの値段はオンスあたり1,300米ドル前後で安定しております。しかし、同じ期間において、オーストラリアとカナダではゴールドは35%ほど上昇しています。

 

他のドル通貨国であるオーストラリアやカナダでは、ゴールドは魅力的にみられているのでしょうか?もちろんそうではありません。それは明らかに為替レートのせいです。オーストラリアドルやカナダドルを米ドルが35%もアウトパーフォームしたため、オーストラリアやカナダでゴールドが上昇したように見えたのです。

この期間において、他のドル通貨に比較し、米ドルが強くなった経済的な要因があり、米国株式市場も他のドル通貨国の株式市場(オーストラリア株式市場やカナダ株式場)をアウトパーフォームし、最近2、3年は、米国株式市場はオーストラリアやカナダの2倍も速く上昇してきました。

 

成長している会社の利益に支えられ、米国主導で金利の循環的な動きが起きてきたことから、米国GDPは一貫して大きく成長してきましたが、不安定なものかもしれません。失業率が3.8%と歴史的な低水準になった年に、米国金融市場で金利水準が引き下げられている事実から、多くの方々はたいへん安全な状況と思われるかもしれません。しかし、これ以上失業率が低下する余地はほとんどなく、失業率の低下こそが、失業率が10%だった不況の底からGDPが成長してきた主たる要因ですので、典型的には、この段階に来ると、賃金上昇圧力で企業の利益率が低下してくることが予想されます。

 

 

2008年の金融危機の頃以来、住宅価格が考えられない水準まで上昇するという米国の異常な金融政策により、カナダとオーストラリアは利益を得てきたのです。今、問題は、住宅価格が下落に向かい、経済が下降し始め、通貨と金利がそれに伴って調整に入るということです。

 

カナダ、オーストラリア、その他の米国以外の国かどうかという、この分析の重要性はゴールドに関係して明確です。非常に多くの人が米ドルベースのゴールドだけしか見ていませんが、全世界でゴールドが最もその機能をうまく果たしていることを理解することが重要です。成長が鈍化し、財の市場が停滞し、株式市場も低調になると、自国建てのゴールドは上昇します。過去5年間の米ドルベースのゴールドのリターンは年率で1%程度ですが、他の通貨ベースでは6%以上です。危機にあるとき、ゴールドは真の分散投資資産であり、どのようなポートフォリオにもそれは不可欠なものです。

 

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